処理表面の分析・管理方法

性能・品質管理

アマルファ処理表面は複数の指標で管理することができ、
品質の安定化に役立てることができます。

アマルファの性能は金属表面の微細凹凸形状によるものですが、エッチング量・L*値・粗度で数値管理をすることができます。数値管理ができるため、処理状態が悪化する前に兆候を検知することができ、良好な表面処理を維持することができます。

重量法によるエッチング量測定

エッチング前後のワークの重量を測定することでエッチング量を測定することができます。アマルファ処理はエッチングによる処理のため、エッチング量が適正かどうかを測定することは非常に重要です。

重量法によるエッチング量測定

L*値とは

人間が認識できる色をL*a*b*色空間で表した時の指標の一つです。
L*値は人間の目で感じる明るさに近似したもので0~100の値を取ります。

粗化形状とL*値

粗化形状が複雑になると、その表面に入射した光が何度も複雑に反射します。
その反射の過程で減衰した光の明るさがL*値となります。
アマルファの粗化形状の複雑さと金属種によってL*値が変化するため、良い粗化形状が形成されているかどうかを確認するために使うことができます。

粗化形状で反射する光

レーザー顕微鏡による粗度測定

レーザー顕微鏡は金属表面に垂直にあてたレーザー光をプローブの代わりとして粗度を測定するものです。
アマルファの粗化形状は入り組んだたこつぼ形状のため、レーザー顕微鏡では完全に測定することができません。そのため、レーザー顕微鏡による粗度データ(Ra,Rzなど)は補助的な管理指標として使うことはできますが、この粗度データだけで処理表面を管理することは困難です。L*値やエッチング量とともに管理指標として使用されることを推奨します。

レーザー顕微鏡による粗度測定

シェルフライフについて

アマルファの効果は金属表面に形成された微細凹凸形状によるもののため、この形状が損なわれない限り持続します。そのため、アマルファ処理してから樹脂を接合するまでの時間(シェルフライフ)は非常に長くなります。これはアルミやSUSなどの腐蝕しない金属において特に顕著になります。
11ヶ月間、室内で保管されたアマルファ処理サンプルを使って成形テストをしたところ、接合強度・封止性能において、通常のサンプルと同等の結果が得られました。

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